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創業当初の姿 今に わたらせ渓谷鉄道・上神梅(かみかんばい)駅
 日々の暮らしを支え、行き交う人たちの思い出が詰まった駅。都市部から山間地まで、さまざまな場所に点在する駅の姿を写真で紹介する。第1部は開業から25年目を迎えたわたらせ渓谷鉄道。
◇  ◇  ◇
 午前6時40分、わたらせ渓谷鉄道の上神梅(かみかんばい)駅(みどり市大間々町)の木造駅舎に朝日が差し込み、改札や柱のシルエットが浮かび上がった。踏切の音とともに桐生行き始発が近づくと、通勤に向かう女性が無人の木製改札の脇を通り抜けていった。
 1912(大正元)年に建築され、足尾鉱業鉄道の創業当初の姿を今に伝える駅舎とホームは2008年に国登録有形文化財となった。駅北側には棚田が広がり、その横を列車が走る風景は、駅舎とともに絶好の被写体として鉄道ファンに愛されている。
 駅前に住む福田良子さん(80)は、この地に嫁いでから駅とは50年以上の付き合い。「観光客に『素晴らしい駅』と言ってもらえて誇らしく思う」。経営悪化でわ鉄の存続が危ぶまれると、通勤のほか、近場に行くのにもなるべく鉄道を利用した。
 地元婦人会員と、駅花壇の手入れを10年以上続ける。「思い出があるし、駅は皆にとって大切な存在。ずっと残したい」と話した。

【歴史】
 足尾銅山で産出される銅を運ぶため1911(明治44)年に開業した足尾鉱業鉄道が原点。1918(大正7)年に国有化され、国鉄(JR)足尾線となった。沿線の人口減少などで、廃止対象路線に選定されたため、沿線住民が存続を訴え、1989(平成元)年に第三セクターのわたらせ渓谷鉄道が誕生した。
みどり市大間々町
(2013年04月25日撮影)[視聴時間 : 00:58]
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